新聞掲載情報
リフォーム産業新聞 2007年9月11日 798号 掲載
- 2007年9月11日(火) 新聞掲載
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株式会社 リフォーム産業新聞社の「リフォーム産業新聞」に、アイウォールがものづくり日本大賞優秀賞を受賞についての記事が掲載されました。(以下記事より抜粋)
い草和紙壁紙でものづくり日本大賞優秀賞
廃棄されるものも主原料として使用
今年の「ものづくり日本大賞」で優秀賞を受賞したい草の和紙壁紙「アイウォール」は主原料に国産のい草を55%以上利用した和紙壁紙で100%の自然素材だ。ウェブサイトを通じて消費者からの問合せも増えている。この他にも注目されつつあるアイディアが光る自然素材商品を紹介する。
ゼロエミッションを達成
アイウォールの開発者、水俣浮浪雲工房の金刺潤平さんが、2007年度の「ものづくり日本大賞優秀賞」を受賞した。
「ものづくり日本大賞」とは、平成17年度から経済産業省が主催する制度で2年に一度表彰が行われる。産業、文化面で国の発展をになってきた「ものづくり」を継承し、さらに発展させていくため製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた職人など、「ものづくり」に携わる人材のうち特に優秀なグループ、または個人を表彰する。
表彰された金刺氏の作ったアイウォールとは、熊本県八代産のい草を55%以上含有し主原料とした和紙壁紙だ。受賞にあたり評価された点は3点。ひとつは、製造過程でごみを出さないというゼロエミッションを達成したことだ。また、畳表を生産するときに端材として破棄されていたい草を利用。主原料の半分以上に利用してごみの減量化にも貢献している。
評価につながった3点目のポイントは、い草の吸放出機能を損なわずに製造したという点だ。原料のうち2分1以上がい草という状態での和紙の中に混ぜて固めるには苦労が多いのだという。凝固させるのが難しく、化学薬品を使えば簡単だが、それではい草の機能を損失させてしまう。土佐和紙の製造工場で試行錯誤を繰り返し開発から1年で完成した。100%自然素材でできた壁紙は、湿度を調整し、ビニル壁紙と比較して4倍以上の湿気を吸うという実験結果も得られた。実際に湿度が多いと壁紙に小さな凸部分ができる。これは、湿度を吸い取って部屋を快適にしている証でもある。
商品を取り扱う茶屋の本工房(熊本県近見)でもホームページを中心に問い合わせが増加している。
「売上はまだ少ないですが、この1年くらいで前月の売上の倍になることも多く右肩上がりで売上は伸びています」と古閑崇史東京営業所所長は話す。工務店からの問い合わせも多いが、目立つのは一般施主からの問い合わせだという。「家に自然素材を使った壁紙を利用したい」、「リフォーム時に利用したいが個人でも売ってもらえるのか」などの内容が多い。同社では、現在個人への卸しはやっていないため、近くの施工店を紹介している。価格は1,260円/uで出荷している。施工性は、和紙としては強度が強く施工性も良い。
畳表の生産に使われるい草は、現在国内での生産を減らし、中国からの輸入がほとんどというのが現状だ。茶屋の本工房に限らず国産のい草の新たな活路を見出す企業は他にもある。そのひとつが大手畳メーカイケヒココーポレーション(福岡県三潴郡)だ。同社が昨年から販売する「空気良い」は、イグサの粉末を主成分とした塗り壁材。同商品も調湿性能を持つのが特徴。青森ヒバの成分をあわせているため殺菌作用にも優れ香りもいい。同社のショールームには壁面に塗った状態の部屋がある。湿度の差なども分かるようになっており、その効果が如実にわかるようになっている。色は4種で和洋室問わず利用できるのが魅力だ。約5uを濡れる1kg缶で6,800円(税込)。インターネット上でも販売しており、DIY商材として消費者も手軽に利用することができる。
竹の集成材を利用した家具を開発
竹の集成材を使った家具を展開するのがテオリ(岡山県倉敷市)だ。2年ほど前から「竹集成材プロジェクト」という事業を立ち上げ、お盆や花器の生活雑貨品など、生活に密着した商品を中心に商品を増やしている。毎年10点ペースで増やしており、一般消費者からの問い合わせも徐々に増加しているという。
同社で竹の商材開発に取り組み始めたのは10年前。当初は地元の真備で取れる竹を利用していたものの、現在は中国に工場を建築。主原料である孟宗竹は中国産で、板状加工した状態で輸入している。竹は、バンブーフロアにも言われるように強度が強く傷つきにくい。さらに3年から5年で成長し、切っても持続的な生産が可能と素材としても優れている。
しかし、加工が難しく糖分が多いため虫もつきやすい。同社では、製造過程で煮沸処理や炭化処理など独自の製法を完成させることで市場に受け入れられる商品を展開してきた。
現在は70点近くのオリジナル商材がある。公共の図書館などに利用される棚板などの出荷が多いが、今後竹集材プロジェクトで増やしている商品を充実化し、一般消費者にも認知を広げたい考えだ。
※ 紙面の数値データーの一部に相違があったため、訂正し掲載しております。

※ 紙面の数値データーの一部に相違があったため、訂正し掲載しております。




